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手を抜かれやすい「破風板の継ぎ目」の劣化
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- モルタル外壁と付帯の建物診断をおこないました。
モルタル外壁には細かいクラック(ひび割れ)や、幅0.3ミリ以上、深さは5ミリを超える"構造クラック"も発生していました。
構造クラックは雨水が建物内に侵入するのに十分な隙間と深さです。雨水が浸入すると、クラック(ひび割れ)部分だけでなく下地(木材や鉄骨)を伝ってどんどんと腐食してしまい、建物の強度にも影響を与えてしまう恐れがあります。早急の修繕が必要なサインです。
この他、モルタル外壁には"サビ汁"の発生も5箇所確認しました。
サビ汁とは、鉄部などが腐食したさいに生じる赤茶色の液体が流れた跡になります。
鉄を使用していない外壁材になぜサビ汁が発生するのか。その理由として、外壁の塗膜防水性の低下があげられます。
塗膜の防水性が低下した外壁は雨水が染み込みやすくなっており、下地の防水シートを打ちとめているタッカー(ホチキスの芯)まで水が染み込むと、化学反応を起こし、サビ汁が発生してしまいます。
サビ汁は建物の美観を損ねるだけでなく、下地材や防水層への影響も懸念されるため、早期の補修が望まれます。
また、破風板の継ぎ目部分のシーリングも劣化し、隙間が生じているためこちらも雨漏りが懸念されます。
こちらの建物は、クラック(ひび割れ)箇所と破風板の継ぎ目部分にはシーリング補修をおこなってから塗装で防水性を高めていきます。
なお、破風板の継ぎ目部分は普段見えにくい箇所なので、シーリングで補修をせずに塗装だけをおこなったとしても一見、補修は完了しているように見えてしまうので、手を抜かれやすい箇所でもあります。サンエースリフォームでは、普段見えない箇所もしっかりと補修してから塗装をおこなっています。
仕上がりもきれいなので、施工事例もぜひみてくださいね。